影美しく
そこに
もう一つの木が存在しているようでした
Beautiful shadow
It seemed that there was one more tree there
仙台港
船 希望を乗せて帰港する
Sendai Port
The ship returns to port with hope
2020/08/23
はじめの一歩
一歩を踏み出すのは 自分自身
the first step
it is myself who take a first step
Drop days
雨上がりの朝
朝露と雨の雫の共存
互いの存在を認め合う
morning after the rain
Morning dew and rain drops coexist
Mutually acknowledge each other’s existence
夏の終わり
End of summer
夏休み最終日の昨日、驚くほど美しい十和田湖を楽しみました。
遊覧船に揺られながら、心地よい風を体に受けて。
美しい航跡波。
湖水の透明度が高く、キラキラしていました。
前日とはまた違った湖の素晴らしさを感じることができました。
どこにいても、つい探したくなる朝露。
どうしても訪れたかった奥入瀬渓流で、豪快な滝しぶきを浴びて。
夏休みの終わりとともに、今年の夏が終わってしまったような気がしました。
自分の記憶の中で、こんなにゆったり過ごした夏休みは思い出せないくらい。
夏惜しみつつ、秋に思いを馳せて。
整然と並ぶ様はカッコいい
でも
ちょっとはみ出るくらいが
魅力的でおもしろい
It is cool to line up neatly
But it is attractive and interesting that it stick out a little
『まわり道』
毎日が綱渡りだった一週間が終わります。
今日は、夕陽の中をまわり道。
川沿いに聳える一本の木を見てほっと一息🌳
秋の風が、だんだん冷たくなってきました🍁
2020/10/30
軽やかに歩く人
雨の中を
さわやかな風が通り過ぎる
People walking lightly
A refreshing wind passes through the rain
『Orange days』
大きな決断をする前に、一度頭の中をリセットしよう。
そんな思いで足を踏み入れた自然の中。
そこで、60代後半くらいの男性に出会いました。
木漏れ日に揺れる木々や葉の囁きを感じながら、少しの間歩幅を共にします。
その方は、この日山を訪れた理由をそっと語ってくれました。
以前は、仲間といろんな山を登り歩いていたそうですが、退職後はそれもなくなり、二年ほど前から仲間と歩いた山を一人で登っているのだそうです。そしてこの日、ここが最後の山になるのだとか。
「たぶんもう一人で山に入ることはないな。今日が最後。ケジメの山歩きだ」
山の上の方を見つめる瞳には、何が映っているのでしょうか。
出会って間もない人の、人生の大事な一瞬に立ち会えた事に、胸がギュッと熱くなリます。
男性の後姿を見送りながら、無事に登り切ってほしいと心から願いました。
自然の美しい輝きは、思考をフラットに戻してくれるような気がします。
歩きながらふと思い出すのはあの男性の事。ケジメの山歩きは成功したかな?
思い出す度に、白で塗り直されたはずの頭の中は、色づきを増した葉のようにいつしかオレンジ色に染まり、蜜柑のような、清らかで甘酸っぱい味と香りが、胸いっぱいに広がっていました。
これから冬へ向かう自然の光景と、次のステージに向かう男性とが重なって見えた一日でした。
いい決断ができそうな気がします。
素敵な出会いに感謝です。
Orange days
2020/10/19